宗教をどう生きるか仏教とキリスト教の思想から
人間の本源を見つめ、“神なき時代”を問う。
“宗教的なるもの”の本源はなにか。
人は、どのように自らの「苦」を癒し、その罪の赦しを求めてきたのか。
仏教が、キリスト教が説く無常観や死生観を通して、悟りと救いの構造を考察し、人間の心の彼方にみえる生命観を読み解く。
古代日本人は、朝鮮半島から船で馬もろとも海を渡って来たのか。
気鋭の考古学者が、積年の「騎馬民族征服王朝説」に果敢に挑み、食・去勢・犠牲の考証から、画期的な答えを導き出す。
京都や鎌倉に比肩する平泉の真相を解明する。
征夷大将軍源頼朝に滅ぼされ、歴史の脇役へ追いやられた平泉。
しかし、史料の大胆な読み直しから明らかにされたその実像は、我々の想像を遥かに凌駕する。
東北地方を南北に縦貫する中央高速道、機能的な行政・軍事・産業システム。
そこには、書き替えられるべき無限に豊かな「日本史」が眠っている。
碩学の長年の研究の集大成。
口も消化管も持たず、細菌を細胞内共生させエネルギーを得るチューブワームなどの生物。
深海6500メートルのフィールドワークにより、光合成に背を向けた別世界の住人たちの生き様を、臨場感あふれる筆致で描く。
欲望を滅ぼし、死を克服する道を説く。
人間ブッダは苦行を離れ、悟りを開いた。
伝道を決意したブッダは「不死は得られた」と高らかに宣言した。
形ある一切のものは無常であり、苦しみであり、我ならざるものであると明らかな智慧をもって見るとき、人は苦しみから離れ、清らかなる道を見る。
ブッダは悟りの内容を説き、清浄行の実践に生涯をかけた。
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